【概要】Wantedly(ウォンテッドリー)とは
Wantedly(ウォンテッドリー)は、企業と求職者をつなぐSNSタイプの求人情報サイトです。ウォンテッドリー株式会社が運営しており、2012年(※1)からサービスを提供しています。
Wantedly(ウォンテッドリー)は待遇や給与のような条件ではなく、企業理念やビジョンなどの「共感」を軸とした採用活動に特化しています。企業は自社の魅力をブログ形式で発信したり、イベントを実施したりすることで、共感してくれる人材と出会うことが可能です。
登録会員は約350万人(※2)で、その多くが20~30代に多く分布しています。
SNSのような感覚でカジュアルに企業や社員の情報を知ることができるため、自身の価値観に合った企業を探しやすいでしょう。
(※1-2 2024年2月時点 公式サイトに記載)
【プラン別】Wantedly(ウォンテッドリー)の掲載料金・費用
Wantedly(ウォンテッドリー)のプランには以下の3種類があります。
- ライトプラン
- スタンダードプラン
- プレミアムプラン
いずれのプランにも、6カ月・12カ月・24カ月の3種類の掲載期間が用意されています。
公式サイトには料金が記載されていないため、料金について詳細を知りたい場合は代理店に相談すると良いでしょう。
また、Wantedly(ウォンテッドリー)では30日間(※)の無料トライアルを提供しているため、使い勝手の検証に便利です。
(※2024年2月時点 公式サイトに記載)
ライトプラン
ライトプランは、Wantedly(ウォンテッドリー)の基本的な機能を提供するプランです。
企業ページの作成・投稿や求職者とのメッセージ交換が無制限であるため、シンプルながらも機能を活かした求人活動が期待できます。
ダイレクトスカウト機能が使用できない点と、管理画面に入れる人数が他のプランと比べて少ない点がデメリットです。
6カ月から使用できるため、まずはおためしでサービスを利用してみたい企業にとっておすすめのプランと言えます。
スタンダードプラン
スタンダードプランは、ライトプランと比較して使用できる機能が増えています。
ダイレクトスカウトを送付できることで、企業は求職者に対して積極的なアプローチが可能です。例えば6カ月での掲載でも100通(※1)送付できるため、より多くの人材と接触できる機会が得られます。
管理画面に入れる人数も30人(※2)になり、記事の投稿から求職者とのやり取りまで、求人活動をより効率的に進められるようになるでしょう。
(※1-2 2024年2月時点 公式サイトに記載)
プレミアムプラン
プレミアムプランはWantedly(ウォンテッドリー)の最上級プランです。
使える機能はスタンダードプランと同じですが、さらに規模は大きくなっています。送付できるダイレクトスカウトの数は6カ月で300通、12カ月で600通、24カ月で1200通であるため(※1)、より多くの人材を獲得するチャンスが高まるでしょう。
プレミアムプランでは、管理画面に入れる人数が無制限(※2)です。企業サイトの編集や管理により多くの人員が参与できるため、より充実したサイトを作成しやすくなります。
(※1-2 2024年2月時点 公式サイトに記載)
Wantedly(ウォンテッドリー)の便利なオプション機能・料金
Wantedly(ウォンテッドリー)のオプション機能の一例として、次のようなものがあります。
概要 |
写真撮影オプション |
フォトグラファーが自社を訪問してサイト掲載用の写真を撮影する |
シンプルライティングオプション |
ライターが取材を行い、記事の下書き作成を代行する |
動画制作オプション |
サービス内の企業サイト掲載用の動画撮影を行う
撮影できる動画には以下の3種類がある
・30秒の短編動画
・企業訪問をイメージした動画
・ホワイトボードアニメーション形式 |
ストーリーライティングオプション |
写真撮影を交えたインタビュー形式で会社のストーリーを作成する |
アプリ内広告オプション |
Wantedly Visitアプリに求人広告として掲載する |
トップページ広告オプション |
Wantedly Visit PCのトップページに求人広告として掲載する |
Twitter広告オプション |
Wantedly(ウォンテッドリー)のX(旧Twitter)アカウントにて求人情報やストーリーを配信する |
Facebook広告オプション |
Wantedly(ウォンテッドリー)のFacebookアカウントにて求人情報やストーリーを配信する |
上記のようなオプションを利用することで、企業サイトをより充実したものにしたり、求人広告の露出度を高めたりすることが可能です。
費用については公式サイトには記載がないため、代理店や運営会社に問い合わせると良いでしょう。
Wantedly(ウォンテッドリー)の特徴
Wantedly(ウォンテッドリー)の特徴として以下を紹介していきます。
- 返信率の高い「ダイレクトスカウト」
- 自社の魅力を伝えられる「ストーリー」
- 自社への認知が増える「ミートアップ」
- 掲載数に制限がない「募集」
返信率の高い「ダイレクトスカウト」
ダイレクトスカウトとは、企業が求職者に直接メッセージを送信できる機能です。
スキルや経験、関心などから自社にマッチする求職者を検索できるため、効率的に人材を探せる点が特徴と言えます。従来の求人サイトでは見つけにくいような潜在的な求職者にも声をかけることで、アプローチの幅が広がるでしょう。
Wantedly(ウォンテッドリー)のダイレクトスカウトの返信率は約20%(※)と、求人サイトの平均である約10%と比べて高い水準にあると言えます。この数値からも、登録会員の企業に対する関心の高さやコミュニケーションの意志がうかがえます。
(※2024年2月時点 公式サイトに記載)
ダイレクトスカウトを送信する際は、求職者の興味を引く内容で、自社の魅力を具体的に伝えることが重要です。
自社の魅力を伝えられる「ストーリー」
Wantedly(ウォンテッドリー)で利用できるストーリーは、企業が自社の理念や職場の様子を発信できるブログのような機能です。従来の求人広告とは異なり、テキストのみでなく写真を活用し、企業の魅力をより深く伝えられる点が特徴と言えます。
Wantedly(ウォンテッドリー)では給与や待遇を掲載しませんが、ストーリーを通して企業のビジョンに共感する人材との出会いを促進します。従って、スキルや職歴ではなく、企業の価値観や熱意に合致する人材とのマッチングの実現が可能です。
定期的に新しいストーリーを掲載することで企業の最新情報を発信できるため、職場の日常がよりリアルに伝わるでしょう。
自社への認知が増える「ミートアップ」
ミートアップとは、企業が自社をPRするために開催するイベント機能です。会社説明会や交流会、勉強会など、企業の目的に合わせたイベントを開催できます。
従来の採用活動とは違って面接や面談という形式にとらわれず、カジュアルな雰囲気の中で企業や社員と交流できる点が特徴です。
ミートアップを通して熱意のある候補者と直接交流することで、ミスマッチを回避しやすく、採用率向上が期待できます。
また、企業の魅力を自社サイトの言葉のみでなく社員が持つ実際の雰囲気で伝え、共感度の高い人材を獲得しやすくなるでしょう。
掲載数に制限がない「募集」
Wantedly(ウォンテッドリー)では、求人掲載数の制限なしで募集することが可能です。従来の求人サイトでは掲載数に応じた費用が発生するため、多くの求人を掲載する場合は費用が高額になる傾向があります。
しかし、Wantedly(ウォンテッドリー)であれば、費用を気にせず必要な求人をすべて掲載することが可能です。これは、中小企業やスタートアップ企業にとって大きなメリットとなるでしょう。
また、常に求人情報を更新して発信し続けることができるため、自社に合った人材を見逃すことなく効果的な求人活動の継続が期待できます。
Wantedly(ウォンテッドリー)に求人掲載するメリット・デメリット
Wantedly(ウォンテッドリー)に求人掲載するメリット・デメリットについて解説していきます。
メリット・デメリットを知ることでWantedly(ウォンテッドリー)の効率的な活用の仕方や注意点がわかるようになるでしょう。
メリット
Wantedly(ウォンテッドリー)には次のようなメリットがあります。
- 求職者とのミスマッチを減らせる
- 求職者に積極的なアプローチが可能
- コストを抑えた採用活動が可能
Wantedly(ウォンテッドリー)では、企業が発信したビジョンに共感した人材が集まるため、求職者間とのミスマッチを減らしやすいです。
また、自社の要望を満たす人材を検索して直接アプローチできる点もメリットと言えます。求人情報を掲載して応募者からの反応を待つのみではなく自ら人材獲得に向けて動けるようになるでしょう。
一般的な求人サイトと異なり、複数の業種を募集する場合でも掲載数に制限がないため、コストを抑えやすいです。
デメリット
Wantedly(ウォンテッドリー)には次のようなデメリットがあります。
- 運用に労力がかかる
- 採用までに時間がかかる
- 給与や待遇について情報が得にくい
Wantedly(ウォンテッドリー)は企業が積極的に情報発信を行う必要があり、運用に時間と労力がかかる場合があります。
複数名が管理画面に入れるため、企業サイトとブログ部分の担当者を分けるなど効率化を図ると良いでしょう。
マッチングはカジュアルな面談から始まるため、本格的な採用までに時間がかかる可能性も想定しないといけません。
また、企業サイトからは給与や待遇についての情報が得られない点もデメリットと言えます。
Wantedly(ウォンテッドリー)の掲載開始までの流れ
以下が、Wantedly(ウォンテッドリー)の掲載開始までの流れです。
- 問い合わせ
- プランの決定
- 掲載原稿の作成
- 掲載
30日間の無料トライアルが提供されているため、まずはお試しで利用することが可能です。
Wantedly(ウォンテッドリー)では、求人広告や記事を掲載する際に審査があります。ガイドラインに違反する内容の場合は表示順位が下がる、または非公開になる可能性があるため注意しましょう。
Wantedly(ウォンテッドリー)を代理店で申し込むメリット
代理店に掲載依頼することで、専門的な意見を取り入れながら効果的な求人活動を展開しやすくなるでしょう。
代理店はWantedly(ウォンテッドリー)のシステムやプランに詳しいため、自社に合ったプランを立案してもらえます。
例えばピーアールデイリーでは、10年(※)以上の経験があるスタッフが在籍しています。求人業界について豊富な知識があるため、求人が未経験の企業でも安心感が持てるでしょう。
専属の営業担当によるサポートが得られるため、企業の要望に沿った広告媒体を提案が可能です。
(※ 2024年2月時点 公式サイトに記載)
代理店を選ぶ際は、実績や費用を考慮し、自社の求人戦略に合ったプランや広告媒体を提案をしてもらえるかを確認することが重要です。
Wantedly(ウォンテッドリー)の掲載に関するよくある質問
Wantedly(ウォンテッドリー)の掲載期間は?
Wantedly(ウォンテッドリー)の掲載期間は、6カ月・12カ月・24カ月の3種類です。いずれのプランでも掲載期間はこの3種類ですが、プランや期間によって料金が異なります。
短期的な募集や長期的な求人など、自社の採用計画に合った期間を選ぶと良いでしょう。
Wantedly(ウォンテッドリー)の掲載例は?
Wantedly(ウォンテッドリー)で掲載の企業ページはSNSのような見た目であり、カジュアルで親しみやすいデザインであると言えます。
ブログ機能である「ストーリー」を用いて、会社の理念やビジョン、職場の日々の雰囲気の発信が可能です。企業の魅力を効果的に伝え、共感を得られるサイト作りがしやすいでしょう。